Khruangbinと春の季語
春だなー!と思うのは暖かさとか光の感じは勿論なのだけど、私は湿度が一番だと思う。急に湿度が上がって息が上手くできない感じ、それが私の春です。
— 正山小種 (@moshiko604) 2021年2月25日
そう、湿度こそ春だ!
桜が咲く頃の息苦しさ、何かせねばと焦って溺れていくような感覚。
湿度が上がると匂いも濃く、肌に当たる空気も重くなる。
その中でさらさらと春風が吹くと、息がうまく吸える瞬間がある。
卒業や入学、引っ越しなどなど、ピカピカ輝く不安の記憶と、
この春の湿気が結びついているのだろうな。
Khruangbin(クルアンビン)を聴いていると、日本の四季が思い浮かぶ。
アメリカのバンドなのだが、タイ・ファンクに強く影響を受けているらしく、
確かに、ジメジメとした曲が多い。
特に日本の春と夏のような曲が多いので、
今回は春の季語とクルアンビンの曲を取り合わせていきたいと思う!
「Dern Kala」と「春泥」
泥臭く始まるのかと思いきや、ギターの浮かれたメロディが春の陽気さそのもの!
湿った土の上をのんびり散歩している気持ちになるのは、私だけか!?
季語は「春泥」を選んだが、ほかにも「野遊び」や「遠足」もアリ。
「Zionsville」と「海猫渡る」
「Dern Kala」は野原のイメージ、対して「Zionsville」は海のイメージ。
海水浴するにはまだ冷たそうな海、でも確実に優しさが増している波が見えてくる!
海のキラキラと一緒に、これまた素敵な気持ちの良い風も感じるのだ…!
なので、季語は「海猫渡る」がピッタリでは?
「Cómo Te Quiero」と「凧」
ゆったりとしていて、少し雲がある青空が見えてくる。この曲の魅力は浮遊感。
自分が空に浮くのではなく、なにか大切なものが手から離れていくイメージ。
取り合わせるとしたら「凧」が一番だと思う。
春だから、Khruangbinを聴こう
他にも春を感じる曲があるので、プレイリストを作成しました。
俳人たちにKhruangbinブームが来るといいなぁ…